ときわ台の英雄を私たちは決して忘れない

今から15年前の2007年、2月6日、踏切内に侵入し自殺しようとした女性を交番勤務の宮本邦彦警部(53)が助け電車にはねられた。

女性は一命を取りとめたが、宮本警部は意識不明の重体となり、同月12日に殉職した。

ときわ台交番前にあるこの「誠の碑」は全国から寄付金が集まり、ときわ台住民が建設したもの。

赤い球体は勇気、3本の石柱は警部が警察学校の卒業アルバムに書いた誠実・誠心・誠意を表している。

「伏してぞ止まんぼく、宮本警部です―現代の偉人伝・誠と勇気」 という絵本も出版されている。

 

警部は札幌出身であり、元より駐在所勤務が希望だったという。

2004年にときわ台交番に配属された。

事故当日女性が線路内に立ち入ったと通報を受け1度は交番で保護。

その後隙を見て女性が交番を飛び出し線路内に再び立ち入った所、電車の急停車も間に合わず、警部が飛び込んで救出したそうだ。

本当に真似できる事ではない。

ときわ台の踏切前に立つ度に自分だったらと考えてしまう。

葬儀の席では警部の妻が「夫の人間性、性格から考えて、これも天命として受け入れようと努力しています。お父さんの行動を誇りに思います。」とお話されたそう。

私たち区民も本当に誇りに思っているし、それを後世に伝えていかなければならないと思う。

【誠の火 燃やしつづけし 君がみ魂受け継ぎゆかむ いつの世までも】

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