【バシ事件】東京プロレス板橋事件

ばしばし。

かつて都電志村線という板橋と巣鴨を結ぶ中山道添いを走る路線があった。

1966年、今から56年前。(2022年現在)

ビートルズが来日したり、ウォルト・ディズニー氏が死去した年である。

 

板橋駅前広場であのアントニオ猪木率いる「東京プロレス」の興行が開催されることになった。

かつてあの力道山率いる「日本プロレス」しかなかった時代、初めてできた他団体である。

しかしわずか1年間程で崩壊してしまった幻の団体といってもいいだろう。

その崩壊のきっかけになったともいわれているのがプロレス史にも残る大事件「板橋事件」なのである。

 

事件の概要としては、試合開始時間になっても一向に始まらず、試合開始予定1時間後ついには中止になってしまい、それに激怒した観客がリングやベンチなどを破壊し、最後に放火したという事件だ。

原因はプロモーターからの金銭未払いが続き、腹を立てたアントニオ猪木が事務所に帰ってしまった事。

マスコミを大きく騒がせたこの前代未聞の事件を、猪木は事務所で見て愕然としたようだ。

この事をきっかけに信用を大きく落とした東京プロレスは、結局金銭問題で東わずか1年程で崩壊してしまうのである。

プロレスファンなら知っている大事件、板橋区の皆さんはこのことをご存じだったでしょうか。

めでばしめでばし。

 

 

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